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なぜ葉っぱは緑なの?光合成と色の不思議

「葉っぱって、どうして緑なのだろう?」
当たり前すぎて疑問にも思わないことかもしれません。

しかし改めて考えてみると、赤や青でもいいはずなのに、植物のほとんどは緑の葉を広げています。そこには、自然界の巧妙な仕組みが隠れています。

植物が緑に見えるのは、「葉緑素(クロロフィル)」という色素の働きによるもの。葉緑素は、太陽の光の中でも赤と青の光を吸収し、エネルギーとして使います。ところが、緑の光はうまく利用できずに反射されてしまう。だから、私たちの目には葉っぱがに映るんです。
でも、これはただの偶然ではありません。赤と青の光は、植物にとって特に効率よく光合成ができる波長。
植物は自身が生き延びるために、最適な光と仕組みを選んできたのです。
よく晴れた日に、緑の葉が太陽の光をたっぷり浴びて輝いて見えるときは、まさに光合成の真っ最中。葉っぱのなかでは、水と二酸化炭素から、糖と酸素をつくるという壮大な営みが行われています。

ちなみに、紅葉する植物や、観葉植物の中には赤や紫がかった葉を持つものもありますが、それは別の色素(アントシアニンなど)によるもの。けれど、やはり基本の光合成は「緑の力」に支えられています。

当たり前に見える緑の葉も、光を読み取り、選び、エネルギーに変える働きを担っています。ベランダの一鉢や街路樹の下を歩くとき、ちょっとだけそんな仕組みを思い出してみてください。いつもより植物がかっこよく見えてくるかもしれません。