植物を見ていて、「これは本当に自然の姿?」と思わされる瞬間があります。葉や茎がねじれたり、波打ったり、扇のように広がっていたり。そんな不思議な形の植物たちに出会ったとき、そこには“綴化(てっか)”という現象が隠れているかもしれません。
綴化とは、本来点のように成長する部分(成長点)
この現象は多くの場合、突然変異によって自然に起こります。
ただし、見た目のインパクトに反して、
まっすぐに育つだけが、美しさではない。ちょっと曲がって、広がって、常識の枠をはみ出したその姿は、自然の創意と偶然が生んだ“逸品”なのです。