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なぜ”もみの木”はクリスマスツリーになったのか?

クリスマスが近づくと、街のあちこちで光をまとった”もみの木”を見かけます。でも、なぜ数ある木の中でも、あの針葉樹がクリスマスの象徴になったのでしょうか?

実はこの習慣、はじまりは欧州の冬の暮らしにあります。
ヨーロッパの長い冬は太陽の光も弱く、人々にとっては生命力が目に見えにくい季節でした。そんな中で、冬でも葉を落とさない常緑の木は、「命が続いている」という象徴として特別視されていたのです。

中世になると、12月には”生命の樹”を飾る風習が広がり、その象徴として常緑樹、特にもみの木が選ばれていきます。寒さの中でも青々と立つその姿に、”希望”や”再生”の意味を重ねていたのですね。

やがてキリスト教文化と結びつき、ドイツを中心に”クリスマスツリー”として室内に飾る風習が発展しました。そこにロウソクやりんご、オーナメントが加わり、19世紀にはイギリスやアメリカを経て世界中に広まっていきます。

もみの木がクリスマスツリーになった理由は、宗教的な意味だけではありません。
「冬の中でも命の輝きを失わない木」
その姿への尊敬と祈りが、長い年月をかけて文化としてそだっていったのです。

寒い冬に、緑の木を一つ部屋に迎えるとほっとするのは、きっと昔の人が感じたものと同じなのかもしれません。